Orion Pictures:
フレネル式第1等8面閃光レンズ

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犬吠埼灯台はリチャード・ヘンリー・ブラントンの設計、施工監督のもと1872年10月4日に着工、1874年11月15日に完成し、初点灯された。三方を海に囲まれた海食台地にそびえ立つ白亜の灯台は、初の国産煉瓦19万3千枚をもってつくられた二重構造をしており、140年余り船舶の航行目標となっている。

写真は犬吠埼灯台建設当初に設置された初代のフランス製のフレネル式第1等8面閃光レンズで、細やかに分割された上下のプリズムパネルとフレネルレンズの美しさを目の当たりにできます。

また、同敷地内の資料館には沖ノ島灯台で使用されていた国産初のフレネル式第1等2面閃光レンズが展示されており、総重量13トンのレンズと回転装置がゆっくりと回転する姿に圧倒されます。(SM)