この写真はミケランジェロによって描かれたバチカン宮殿内のシスティーナ礼拝堂の環境展示である。徳島県鳴門市にある大塚国際美術館(陶板名画美術館)で撮影したものです。
ここでは世界各国の古代壁画から現代絵画まで約1000点を特殊技術によりオリジナル作品と同じ大きさに複製し展示しています。陶板複製画は約2000年以上も色が劣化することなくそのままの色と姿で残ります。原画を撮影したポジフィルムから写真製版し、CMYKの4版に分版し、それを成形した素焼きの陶板に転写します。さらに職人が手作業で釉薬(ゆうやく)をぬり、焼成、レタッチをくりかえし、筆遣いなどもよく表わされるよう仕上げ完成していきます。陶板画を触った感じは、油絵を直接触った感じと似ています。元は写真撮影したものであり、そこに、より本物の色彩に近づくように職人によるアナログレタッチが施され、遠目に見ると本物の絵画のようです。レプリカとは言え世界の有名絵画が間近で原寸大で見られて、触れて、一緒に写真を撮ることができます。(BE2)