冬の星座の代表といえば、「オリオン座」です。真ん中に3つ星が並び，全体ではリボンのような形に見えるのが特徴で，探しやすい星座です。ギリシャ神話の世界では、ベルトに短剣を差し、こん棒を振りかざした狩人オリオンの勇壮な姿として描かれています。
左上の星はとても明るく赤い星で，「ベテルギウス」という名前がついています。地球から６００光年ほど離れたところにあります。宇宙空間の距離の単位として使われる「光年」は、秒速３０万ｋｍ、これは１秒間に地球を７回り半する速さです。オリオン座の星々の光は、今から約６００年前、室町時代に放たれた光です。それが今地球上に届いていることになるそうです。
明石市立天文科学館にある日本国内で現役最古・世界でも5番目に古い現役大型投影機から映し出される冬の空をみてきました。昭和35年に建てられた半世紀以上の歴史を持つ施設です。天文科学館としても日本最古で、国の登録有形文化財になっています。
開館時からプラネタリウム投影機にカール・ツァイス・イエナ社製の「ツァイス・イエナユニバーサル23/3型」を導入し、現在も使用されています。
全国で300以上（都内に約30）のプラネタリウムがあります。星を眺めることは、自然と一体になったような気持ちにもなり、精神的にもゆったりすることができます。日常生活の疲れを癒してみてはいかがですか。

Let’s go to the planetarium.

（Be）