


学問の神として多くの受験生が合格祈願に訪れる湯島天神は文京区湯島に鎮座し458年に第21代天皇、雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)の勅命により創建されました。そして天之手力雄命(あめのたぢからおのみこと) (*天照大御神が岩戸から顔を覗かせた時に引きずり出したとされる神。力の神、スポーツの神として信仰されている)をおまつりしたのがはじまりとのことです。
そして時は下って1355年に当地の人々が菅原道真公を慕ってここに合祀して以来、現在でも御祭神は「天之手力雄命」と「菅原道真公」の二柱となっています。



享保年間では当時幕府が禁じていた「富くじ」を神社の修理費用に充てることを目的とした由緒ある神社のみに許可を始めたそうで、「谷中感応寺」「目黒滝泉寺」「湯島天神」は江戸三富と呼ばれるほど盛んだったそうです。またゴッホやモネなどの印象派画家にも影響を与えた歌川広重も湯島天神を浮世絵の題材として多く描かれています。
今年も受験シーズン真っ盛りですが、受験生の皆さんがそれぞれの志望校にどうぞ進めますようお祈りいたします。

