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七夕

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天の川 扇の風に霧はれて 空すみわたる鵲の橋  (拾遺集)

   菅原道真の歌のように、七月七日の七夕の夜「鵲(カササギ)の橋」をつくるという古代中国の伝説がある。

彦星の行合を待つかささぎのと渡る橋をわれにかさなん (菅原道真)

陰暦七月七日の夜、牽牛、織女の二星の、年に一度の逢瀬のために、鵲は翼をならべて天の川に橋をつくる。男女の契りの橋渡しをするというので、人形浄瑠璃『曾根崎心中』(道行)に、梅田の橋をかささぎのはしとちぎりていつ迄も我とそなたは女夫(めおと)星(近松門左衛門)とある。長い尾を垂れるこの鳥は、黒白に色分けされた翼が特に美しい。

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そして「梶の葉」は中国の「乞巧奠」(きっこうでん)によると、サトイモの葉にたまった夜露を天の神から受けた水だと考え、それで墨を溶き、梶の葉に和歌を書いて願い事をしたのだそうです。

どうぞ素敵な七夕をお迎えください。

カササギ

 

 

 

 

 

 

(http://chugokugo-script.net/chugoku-bunka/kasasagi.html より写真引用)