二月の中の週にお休みをいただき、熱海に旅行に行きました。
最初に立ち寄ったのは起雲閣。大正8年に内田信也が実母の静養の場所として建てた別邸で、所有者が変わったあとは旅館として営業されていました。最初に通される部屋にて建物や建物に関する人物のお話を聞くのですが、このお部屋の内部の塗装が群青色、と和室にはあまりない色彩でとても驚かされました。また、このお部屋の硝子は当時のもの(大正ガラスという)だそうで、表面が現代のものとは違い湾曲しており、このお部屋でしか見ることの出来ない風景で一気にタイムスリップをした気分を味わえます。
旅館として営業されてからは谷崎潤一郎、志賀直哉、尾崎紅葉、太宰治など名だたる文豪が訪れました。文豪好きな私にとってはとても気分の上がる展示物もずらりと並んでいました。今はもうないのですが、別館に太宰が滞在し「人間失格」の執筆をしていた、との看板が。何度も読み返した作品がこの地で生まれたのかと思うととても感慨深い気持ちになりました。
起雲閣を堪能した後は熱海銀座にて熱海プリンを購入。銭湯をモチーフにした店内はまさにインスタ映え。今回は持ち帰りとして購入したので店内に置いてある映え〜なものと写真は撮れなかったので、また機会があれば店内でゆっくり楽しみたいです。ちなみに、今回はチョコレートプリンを購入しました。チョコムースのような滑らかな舌触りのプリンにチョコホイップの乗ったチョコ好きにはたまらない逸品でした。
二日目はまず来宮神社へ。緑の多い神社でお昼近くでも空気の綺麗な場所です。天然記念物の大楠は見ているだけで圧倒されるほど、生命力に溢れた木でした。
写真映えのする狛犬さん。やっとポートレート機能の使い方がわかってきた気がします。
そこから歩いて数分の梅園にも行きました。ちょうど見頃を迎えており、種類豊富な梅の花をじっくりと見ることができました。何度か撮影を試みたのですが一枚も良いものは撮れず…。花って難しいですね。
熱海には何度か旅行で訪れており、見るべきところは回り尽くしていたので最後に横浜まで戻り、ちょうどこの時期に開催されていた「ストロベリーフェスティバル2020」を堪能し、帰路につきました。
春の熱海を感じられる素敵な旅になりました。