先日、地元所沢市にオープンした「ところざわサクラタウン」に行ってきました。
ところざわサクラタウンとは所沢市と出版大手のKADOKAWAが共同で進める「COOL JAPAN FOREST構想」の拠点施設で、約４万平方メートルの敷地にKADOKAWAの書籍製造・物流工場や新オフィス、イベントホール、ホテル、商業施設、レストラン、神社などで構成され、日本最大級のポップカルチャーの発信拠点として2020年11月６日にオープンしました。
１番目を引く建物は角川武蔵野ミュージアムです。建築家の隈研吾氏がデザインした図書館・美術館・博物館が融合した施設です。オープン第１弾企画として、荒俣宏氏の展覧会「荒俣宏の妖怪伏魔殿2020」が開催されていました。荒俣氏のコレクションのミイラや化石などが展示されて、とても興味深く拝見しました。また、４階から５階を吹き抜けにした「本棚劇場」では、高さ約８メートルの天井まで伸びる書架にプロジェクションマッピングも行われていて圧巻でした。ちなみに昨年のNHK紅白歌合戦でYOASOBIがこの本棚劇場から中継しまた。
施設の一角にはダ・ヴィンチストアいうKADOKAWA直営の書店もあり、KADOKAWAが発行する新刊書籍を「本の産直」として発売日より早く販売するという試みも行われていました。
そして、KADOKAWAの新オフィスにある印刷工場では、１冊単位で製本・販売するプリント・オン・デマンドを活用して、従来では注文から手元に届くまで10日～２週間近くかかっていたのが注文から48時間以内に書籍を届けるサービスを始めるそうです。