Orion Pictures:
おうち時間のオトモ

 緊急事態宣言で増えていたおうち時間。皆さんはそんなおうち時間は何をして過ごしていましたか?
私はあるゲームに夢中になり、そのゲームをプレイして過ごしていました。
今回はそのゲームを二作品ご紹介したいと思います。

 まず一作品目は「リトルナイトメア」。
スウェーデンのTarsier Studiosが製作したゲームです。
主人公は黄色いレインコートをかぶった少女「シックス」。「胃袋」の名を持つ謎めいた巨大な船「モウ」に囚われたシックスがこの船から脱出を試みる、というストーリーです。
主人公が小さいからなのか、はたまた世界が大きいからなのか。へんてこで不思議な世界に目を奪われます。本棚の本をわざと落としてみたり、オルゴールを鳴らしてみたり、周りにある小物や風景を細かく観察するのもこのゲームの楽しみ方のひとつです。
サスペンスアドベンチャー系が苦手な私でも2~3時間あればクリアできてしまう難易度だったので、この系統のゲームは苦手だけど遊んでみたい!という方にぴったりのゲームです。

 二作品目は、先ほど紹介した「リトルナイトメア」の続編である「リトルナイトメア2」。
今作の主人公は紙袋をかぶった少年「モノ」。「シックス」と協力し、テレビを介して世界に広がる悪の源を暴くため電波塔に向かう、というストーリーです。怪電波によっておかしくなってしまった町の住民からの襲撃を避けながら、電波塔を目指しましょう。
前作は船の中であったのに対し、今作は町全体が舞台となっており探索の幅も格段に広くなっています。さらにアクションも増え、謎解きの難易度も上がっています。個人的に病院のステージが一番難しく感じました。動かないと思っていたものが主人公めがけて一斉に追いかけてくるシーンは、何度プレイしても慣れません(笑)
全体的に鬱々しい雰囲気が漂う今作ですが、シックスと手を繋いだり呼びかけに応えてくれるなど、歪んだ世界を懸命に生き抜いていく二人を見て安心してしまいます。

 両作品とも発売してからかなり月日が経っていますが、数多くの考察動画が出ていたり、ダウンロードコンテンツや新作グッズが発売されるなどいまだに盛り上がりを見せている作品です。おすすめの楽しみ方としては、ゲームをプレイし、自分なりにキャラクターや世界について考察してみたり、様々な文献を元に考察している人の動画を拝見するのが一番だと思います!
XboxやPlayStationなどでプレイ可能なので、皆さんも美しい悪夢の世界で遊んでみてはいかがでしょう。

(使用した画像はNintendo Switchで実際にプレイして撮影したものです。)