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特別展「空也上人と六波羅蜜寺」

上野の東京国立博物館で開催されている特別展「空也上人と六波羅蜜寺」に行ってきました。

今年は空也上人没後1050年で、東京での公開は実に1973年以来半世紀ぶりとなるそうです。

空也上人と言えば、口から6体の阿弥陀仏が出ている印象的な姿は教科書などでもお馴染みですが、あの姿は、疫病が蔓延していた平安時代に空也上人が各地をまわり、「南無阿弥陀仏」と唱えるとその声が阿弥陀如来の姿に変わったという伝承を表しているそうです。

普段、六波羅蜜寺では正面からしか拝観できませんが、展覧会では360度ぐるりと周って眺めることができ、口から小さな仏像が出ている様子も横から見ると良く分かりました。

空也上人像以外にも、教科書にも載る有名な平清盛像など六波羅蜜寺の平安から鎌倉時代の仏像を堪能することができました。

コロナ禍になってから初めての展覧会訪問でしたが、時間予約制でさほど混雑もせず、安心して楽しむ事ができました。