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三井記念美術館「茶の湯の陶磁器」

秀吉、利休の時代16~17世紀頃を中心として生まれた茶道具を多く観覧できる。

特に国宝の志野茶碗(銘:卯花墻うのはながき)は必見で、現存する古志野は希少で、志野の土の温かみ、発色、その力強い沓型の造形には圧倒的な存在を感じる。また珠光青磁の茶碗の落着いた奥深く透明感のある色合いは現在の茶碗では見ることの出来ない重みを感じさせる。楽長次郎の茶碗も多く展示されている。唐物茶入れ等はもはや美術館でしかその姿は見ることが出来ないだろう。当時秀吉や利休、織部が茶会で使用したであろう数々の茶道具を拝見していると、400年もの時間を経た物たちが当時の様子を語りかけてくれているようで至極の時間を過ごすことが出来る。展覧は令和4年9月19日(月)まで。




(写真は一部HPより引用)