以前、熱海・箱根方面へ旅行に行った際に星の王子さまミュージアムへ行ってきました。
「星の王子さま」とはフランス人の飛行士であり小説家でもあるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの代表作。初版以来、300以上の国と地域の言葉に翻訳され、発行部数は2億冊を超えるとても有名な作品です。
基本屋外のミュージアムには王子さまや作品に登場する王様をはじめとした大人たち、象を飲み込んだウワバミやキツネなど作中に出てくるモチーフが散りばめられており、見つけるたびに子どものように胸が躍ります。また、建物はフランスの街並みが再現された建物もあり、ちょっとした海外旅行気分も味わえます。
ちょうど訪問した月が六月だったため、作品に出てくるバラをモチーフにしたローズガーデンのバラたちは見頃を迎えており、たいへん綺麗でした。
奥へ進むと、サン=テグジュペリの生涯を紹介する展示ホールが現れます。外観からは想像がつかないほど広く、サン=テグジュペリが成長するとともに周りの景色も激化する時代に合わせて変化していくので、視覚的・聴覚的にも大変満足度の高い展示でした。展示の終わり方もとても素敵かつ考えさせられるものなのでぜひ一度訪れてほしいミュージアムです。
カフェもあったのですが、時間が押していたのでお土産ショップで王子さまのぬいぐるみキーホルダーを購入し、後にしました。
「星の王子さま」は「海底二万マイル」のように読む時期が違えば作品の印象も変わる、と聞きました。幼少期に読んだ時とおとなの時に読んだ時とで感じるものが大きく違うのでしょう。まだ一度しか読めていないので時間があるときに読み返してみようと思います。また、この本は大切な友人と私を結ぶものなのでこれからも大事にしていきたいです。